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選手権大会 男子トーナメント戦②

☆ディアボーイズ戦☆


次戦はディアボーイズさんとの試合になりました。

ディアボーイズさんの初戦を見学し、厳しい戦いになると思いコーチ陣は対策とマッチアップの対象を相談し1戦目の反省点と共にミーティングで伝えます。

休憩時間が長かった事もあり、その後は身体を温め直しました。

ヘッドコーチも一緒になって梅北ミニのウォーミングアップの掛け声『エッサ』を出し合って全員一丸で気持ちを高めていきました。

勝たせてやりたい。本当に、強く強くそう思いました。


試合開始、若干初戦の疲れが見える気もするけれど出足はそう悪くありませんでした。

第1ピリオド、相手のディフェンスはインサイドプレーを徹底マークし簡単に中で攻めさせてくれません。

本来なら欲しい所で得点に繋げられない苦しい試合展開になりました。

それでも、ディフェンスを必死に行い相手オフェンスの決定打を削ぎ第1ピリオドは2-2で終了しました。


第2ピリオド開始。5人とも気合いも十分、強い気持ちでコートに入っていました。

だけどやはりオフェンスではポストへの入りのタイミングの遅れや相手のプレッシャーに負け、中で攻めきれずフラストレーションが溜まる展開に。

そしてディフェンスでは1試合目のような声が出ていない。

ひとりひとりが自分のマークマンの対応に必死で出せなかったのかも知れません。

けれどコミュニケーションの欠如はそのまま相手の鋭いドライブに対しヘルプが間に合わない事態に繋がりました。

主力選手のファールが重なっていきます。

ギリギリの所でキャプテンにマークマンを交代させ何とか耐えしのぎ第2ピリオドの結果は6-10

2ゴール差で後半折り返す事になりました。

得点差は全く問題ではありません。だけど第1、第2共にインサイドが攻めきれていない状況に何とも言えない不安を抱く展開になりました。


ハーフタイム中ヘッドコーチから指示を受け、気持ちを新たに第3ピリオドへ向かいました。

しかし、状況はあまり変わらない。

インサイドが噛み合わず消極的なプレーが続き、流れがこちらに来ないまま徐々に崩されて行き、じわりじわりと差がついていきました。

堪らずタイムアウトを取りヘッドコーチが再度細かい指示を出しました。

マネージャーの私に出来る事は何もない。ただ、送り出すだけ。

せめて不安を振り払い背中を押したいと思いました。『君たちは強くなった!何にも負けてない!怖がらないで!』やれる事を必死でやろうとしている彼らに最早そんな事しか言えませんでした。

コートに向かう彼らの目は死んでいない。大丈夫、円陣を組み気合いを入れ直し力強くコートに戻っていきました。

そしてベンチも気持ちをひとつに必死で応援して流れを引き寄せようとしていました。

それでも修正は簡単には出来ず第3ピリオドが終了。

結果は4-12まだまだ逆転可能な得点差とは言え選手達に焦りの色が見え始めていました。

勝ちたい。まだやれる事は有るはずだ…。