お久しぶりでございます。
2022/7/4(日)女子のスポーツ少年団選手権大会が行われました。
今回は修学院さん、長岡京さんとの総当たり戦です。
1試合目の修学院さんとの試合では梅北は勝てたものの、雰囲気のあまり良くない試合になってしまいました。
試合後に林ヘッドコーチから
「1試合目あんまりええ試合やなかったなぁ。表情も悪いし観ていても全然楽しくなかった。
ひとりひとりが『私がここを諦めず頑張れば良い流れを作れる』っていう覚悟とか責任感、良いプレーが出たらお互い喜び合ったり仲間と支え合うような気持ちを持つことがまだ足りない。勿体ない。コートの中でもっとコミュニケーションを取ったらええやん。仲間なんやから!」と叱咤されました。
キャプテンと副キャプテンを任され、得点源としてコート上の空気を作る中心となっているものの、上手く行かなかったり何か不満があると姉妹でケンカを始めてしまう双子のモモアヤが休憩中に仲間たちに今まで無かった向き合い方をしました。
キャプテンのモモは
「怒った顔してプレーしてごめん。なんでもっと皆でディフェンスしてくれんの?って思ってしまったんよ。2試合目はそんな顔せんと頑張るから…」と泣きながら謝り、その裏にあった正直な思いを伝えました。
まだまだ伝える側も受け取る側も下手くそで、誰も何も言えない所を祐子コーチが
「モモが伝えたいこと理解しとる?もっと皆でがんばりたいって事やろ?ちゃんと返事したりぃや。」とフォローを入れてバラバラになりそうなメンバーを食い止めてサポートしておられました。
「実はな、こんなん言うたらあかんて思って我慢して頑張ってたんやけど、、何でか理由が分からんのやけどこの前の試合くらいから1対1に行くのちょっと怖いねん。いつもやったらシュートまで行く所で怖くなって急にパス出してしまったりしてまうねん…。急やから悪いパスになってまうし、シュートも自信無いから落としてまう…。ごめん皆に助けてほしい…。」と弱音を吐きました。
早くから男子に混じって試合にも出て、チームのエース的存在で頼られてきたアヤの意外な告白に一同驚いた顔をした後、ひとりひとりの瞳に今までとは違う力が宿るのを見ました。
いつだってガンガン攻めているように見えるアヤだって実は怖くて不安なんだという事実。
皆が同じ弱い気持ちを持っていると言う事、自分の心のそれと闘っているという事を皆が理解して共感する。
何かが変わるかもしれない、、、そんな期待を抱かずにはいられない、そんな試合前の子どもたちの様子でした。
2試合目は長岡京戦です。
格上の相手に胸を借りるつもりで挑もう。後悔だけはしないように、どこまでも粘り強く、しぶとく楽しんでバスケが出来るか。
結果は後から付いてくるもの、勝ちを意識せず『絶対最後まで負けない』という気持でコートに立ちました。
第1Q モモ・アヤ・ミユ・リン・ミホウ
ジャンパーのミユがタップ直後の相手のキャッチが甘かった所に飛び付きボールを奪い試合開始5秒、アヤの速攻によりこの試合ファーストシュートは梅北が奪いました。
その後もモモが4人をかわしてのシュートを沈めるなど強気のオフェンスが続き16-7とまさかのリードした状態で第1Qを終え、とても良いスタートを切れました。
第2Q モモ・ココ・メイ・ナオ・ミユ
開始直ぐにモモが落としたシュートをメイがリバウンドシュートで決め出だし上々。
しかし、その後は苦しい展開が続きます。
けれどナオが焦った所を冷静に皆で落ち着き合うように声かけをしていたり、モモのパスカットが冴えそこから得点したり、メイはリバウンドとゴール下でのプレーに身体を張ってくれてと全員が今自分の持てる力を全力で出しきり第2Qを6-12で耐え、梅北がリードした状態でハーフタイムを迎えました。